引き出しを整理していたら古いコンパクトカメラが出てきた。
レンズの内側にカビが発生していて、画像には白いぼやけたものが写り込んでしまって使い物にならない。
分解清掃を試みる。これでも理系出身だ。分解なんてチョロい。
精密ドライバーを使い、あっという間にレンズ内側面まで解体した。
レンズにはコーティングされていることも多いので、傷を付けないよう細心の注意が必要だ。エアブロアで徹底的にホコリを吹き飛ばし、ガラスクリーニング液で湿らせたマイクロファイバークロスでカビや汚れを落とし、最後にやはりマイクロファイバークロスで乾拭きして仕上げる。
とてもクリアで完璧な仕上がりだった。
だが再び組み直そうとした段階で手が止まる。レンズ磨きに夢中になり、分解の手順をすっかり忘れてしまった。
細かくてネジの位置もどこだったか、レンズの駆動部なんて特に複雑だっただけに結局元通りに出来ず、廃棄することに…orz
教訓
分解、清掃までは割と簡単に出来るが、組み立ては困難。
分解手順を写真に撮りながらやったほうが良い。
それよりもとにかくカビを生やせないように予防が大事である。よく使用するカメラだとレンズ内の空気が入れ替わってカビが生えにくいかもしれないが、高温多湿の押し入れや引き出しなどにしまいっぱなしだとすぐにだめになる。
いろんなカメラやレンズを持っていると使用頻度が少ないのでこういうことがよくある。最近は防湿庫も安いので一家に一台あるといいと思う。海苔や煎餅を入れておくのも重宝する。(笑)
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